補助金制度
国土交通省の補助金制度はご存じでしょうか。
長期優良住宅化リフォーム推進事業という国交省の補助金制度があります。
給水管や排水管のライニング工事も国交省の補助金制度の対象となっています。
但し、排水管等の更生工事は、排水管等に劣化事象が認められる場合に、その他性能向上工事として補助対象になります。
補助金を受けるための要件
・リフォーム前にインスペクションを行うこと。
インスペクションとは床・壁の傾きや雨漏り、配管からの漏水など日常生活上に支障があると考えられる劣化事象の有無を把握するための現況調査のことです。インスペクションで構造耐力上重要な部分に著しい劣化事象が見つかった場合は、今回のリフォーム工事と同時に補修を行うことが必要です。また、すべての劣化事象について維持保全計画に点検・補修等の対応方法と対応時期の明記が必要です。
・リフォーム工事後に次の性能基準を満たすこと。
特定性能向上工事(劣化対策、耐震性、省エネルギー対策等)またはその他性能向上工事(インスペクションで指摘を受けた箇所の改修工事、バリアフリー工事等)
・リフォーム履歴と維持保全計画を作成すること。
リフォーム工事の履歴として、工事内容を示す図面、工事写真等を作成し保存することが必要です。住宅を長持ちさせるため、維持保全の期間(30年以上)について、少なくとも10年ごとに点検を実施する維持保全計画を作成することが必要です。
補助額
補助額は工事費に補助率1/3を乗じた額です。
ただし補助限度額があり、事業タイプが評価基準型の場合100万円/戸、認定長期優良住宅型の場合200万円/戸です。
工事費に補助率1/3を乗じた額と補助限度額の内、金額が低い方が補助額になります。
(事業タイプについては依頼する会社に確認してください。)
また事前インスペクションやリフォームの履歴作成にも補助金が出ます。
補助事業者を活用するメリット・デメリット
メリット
・インスペクションを実施することにより、現在の住居の劣化状況等を確認でき、傷んでいる箇所を補修することができる。
・給排水管の補修ができ、漏水や詰まりの原因を解消できる。
・給排水管以外の箇所も一緒に補修できる。
デメリット
・インスペクション実施やリフォーム履歴と維持保全計画の作成など工事までに時間がかかる。
・補助金が出るからと言って最安値で修繕しているとは限らない。
・インスペクションで他の箇所も修繕が必要になることがあり、工期が長くなったり費用が増えることがある。
まとめ
補助事業を活用するメリットは建物の不具合箇所を知ることができ補助金を使って補修できることです。
しかし排水管の補修だけ行うつもりが床や壁の修復、耐震性の強化といった補修を考えていなかった箇所まで補修することになり、結果として合計修繕費用が思っていたより高くなってしまうこともあります。
他にも補助金がでる業者で補助金を使っても負担費用が150万円、補助金が出ない業者だが費用が100万円など業者によってもともとの費用に差があるので、補助金が出るからその業者にするのではなく、他の業者からも見積りを取り、どこが一番安く工事できるか比較するようにしましょう。
複数個所補修したい場合は補助金制度を使用すると良いですが、一箇所のみの補修ならば補助金制度を使う必要はあまりないかと思います。
またインスペクションのみ行っている会社もあるので一度建物を調査してもらい劣化箇所を把握するのも良いかと思います。
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